旧蔵元 もとさかや酒店のある双月町は、昔、紙すきの町でした。ここ、双月町には、お不動様が御座います。本当の呼び名は、「双月不動尊」と言います。双月不動尊の始まりは江戸末期にさかのぼります。 |
当店の初代、酒屋弥惣兵衛の妻、タキが目の病にかかった際、天より七枚のお札がタキのもとに舞い降りました。また、当時の村の実力者二軒には、龍の文様が、紙すきの板に現れるなど不思議な現象が出ました。それをキッカケに、三軒で双月村の山の麓の小さい滝に、不動明王を奉りました。 すると不思議にも、タキの目も治ったそうです。 それからずっと、当店とその二軒の、計三軒で双月不動尊をお守りしています。 |
不動明王とは眼の神様でもあり、困ってる人を助け出す、慈悲深い有り難い神様です。 毎月28日は「お不動様の日」として、お使いしており、近所の方々も御参りに来られます。 12月31日は、深夜から元旦の明朝まで、除夜祭として、玉こんにゃく等をふるまっております。お神酒に十四代が飲めるかも・・・???!! |
但し、四つ足の肉を食べた方は、その日の御参りは、ご遠慮願っております。お不動様は四つ足の獣を嫌うため、バチがあたるとの言い伝えがあります。ご注意ください。 21世紀の最初の願いにぜひ足を運んでみて下さい。 |