お酒を上手にたしなむ






「一杯飲むと行き返る。お酒こそ長生きの秘訣。」
お酒好きの人がしみじみ言うのには説得力がありますね。
昔の人も「酒は百薬の長」などとお酒の効用を讃えていますし、お酒の語源も「飲むと心や肉体が栄える」のサカエルからきたとも言われています。
では本当に飲むと長生きするのでしょうか?


アルコールの研究で知られたシャフェツ博士によると、「適度の飲酒は寿命を延ばす」と報告されてます。

生物統計学者のパール博士も、この事実を立証する調査をしています。
一人が飲酒家、一人が禁酒家という兄弟94組を調べた結果、圧倒的に飲酒家の方が長生きしたというのです。

ただし、シャフェツ博士の報告の「適度の」「ほどほどの」という言葉にご注意下さい。
「長生きの薬だ」と調子に乗って適量を越すと、肝臓をこわしたり、アルコール依存症になるなど、健康を損なうことになります。

「過ぎたるは、及ばざるがごとし」。
度を越さず、ほどほどにたしなんで、”命の友”にしましょう。