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この蔵のある栃木県小山市美田地区は、関東平野の田園地帯がとても美しい所にあります。 地下水も豊富で、春の田植えの季節には、田んぼの用水路で、地下からくみ上げられた水がゴーゴーと鳴り響く音は、この辺りの春の風物詩と言えます。 この蔵は全国的にもめずらしく、造り手と売り手との和を持つことを重視に考え、田植え、稲刈り、仕込み、絞り、と時期になると全国から酒販店など手伝いに集まってきます。 我々小売店がわざわざ手伝いに行く作業は大それた事ではありませんが、商品を大切に思うがゆえの行動としては、今まで例がありません。 やはり、この蔵の息子さんである、小林正樹専務の実直で真面目な所と、分析などを担当されている奥様の麻由美さんの人間性が全国にファンをつくらせていると思います。 お客様の声が直接蔵元に伝わる事は、仕込みに手抜きができず（勿論の事ですが）、毎回、低価格に対してのハイグレードな味の酒質は、酒通をうならせる程の旨味があります。 豊醇な味わいが特徴の「鳳凰美田」は、中々の人気銘柄に成長しました。 |
